なんで福沢諭吉がずっと一万円札に描かれているのでしょうか。
「すごい人だから」と言ってしまえばそれまでですが、だって他のお札は肖像の人物が変わっていますよね。
福沢諭吉がずっと一万円札の理由をまとめましたよ。
まず福沢諭吉をサクッと知るにはこちらがおすすめです。
福沢諭吉が一万円札にずっと描かれている理由
まず、そもそもなんで一万円は福沢諭吉なの?ってことですよね。
一万円を福沢諭吉に決定したのは、財務省です。
財務省の公式ホームページに行くと、福沢諭吉を一万円札に選んだ理由が書いてありました。
それによると、
最高券面額として、品格のある紙幣にふさわしい肖像であり、また、肖像の人物が一般的にも、国際的にも、知名度が高い明治以降の文化人の中から採用したものです。
とのこと。
これがズバリ公式な理由らしいですが、なるほどもっともらしい。
でも「品格のある紙幣にふさわしい肖像であり~~~」のところをみる限り、福沢諭吉のあの肖像がもっとかっこ悪くて変な感じだったら選ばれていないのでしょうかね。
お札に選ばれるには
ここでお札の肖像画に選ばれる条件を確認してみましょう。
これは実は明確な基準があるわけではないのです。
しかしだいたいの理由として、
1,日本が世界に誇れる人物であること
2,教科書に載っているなど、だれでも知っている人物であること
3,偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること
が挙げられます。
現在だと、野口英世に樋口一葉ですね。
「その条件なら、今の肖像の人達じゃなきゃダメってことはなさそう?」って意見も出てきそうですね。
そうなんです。別に絶対に今のお札の3人じゃなきゃダメってことはないんです。
でも、野口英世は、世界を舞台に活躍した細菌学者。
樋口一葉は、女性の地位を向上させた偉人。
そしてふたりとも綺麗な肖像画が残っている。
今回お札に選ばれるには、十分だったってことです。
他のお札は変わったのに、なんで諭吉だけ変わらなかった?
お札ってだいたい20年ごとくらいに変わっているんだそうです。
ピッタシ20年って決まってるわけではありません。だいたいです。
現在のお札が製造され始めたのは2004年からです。
前は1000円札は夏目漱石。
5000円札は新渡戸稲造でしたね。
でも10000円札はずっと福沢諭吉です。
なぜなのでしょうか。
福沢諭吉から変更がなかった理由は明確ではありません。
しかしお札が変わるときに、当時の総理大臣だった小泉純一郎さんが、福沢諭吉を変更することに大反対した話は有名です。
小泉純一郎は慶応大学の出身で、福沢諭吉を尊敬しておられるとのこと。
もっともらしい理由としては、「福沢諭吉はもともと偽造しにくいから変更しなかった」というもの。
彼の顔は特徴的だし、顔のほくろがいい感じに偽造防止になっていたのだそうです。
だから一万円札だけは、肖像画はそのままにして偽造防止の技術をさらに盛り込むだけにしたということです。
そもそも一万円札の肖像は歴代でふたりしか選ばれていません。
聖徳太子と福沢諭吉です。
福沢諭吉はまさに、お札の最高位にふさわしい人物なのです。
前のお札の肖像に選ばれた理由はこちらで簡単に説明しています。
まとめ
ということで、
なんで福沢諭吉がずっと一万円札?お札に選ばれた理由や由来でした。
・福沢諭吉がお札に選ばれた理由は、財務省が発表している!
・福沢諭吉が変更されなかったのは、彼がすでに偽造されにくい肖像だったから!
・小泉純一郎さんのおかげでもある!
最後まで読んでいただきありがとうございます^^