戦国時代

【三英傑】信長、秀吉、家康をいろいろ比較してみた!

「鳴かぬなら~~~~~~~ホトトギス」でも知られるこの3人。

「三英傑(さんえいけつ)」と崇められている3人ですが、なんとなく天下取りをしてたということはわかるでしょうか。

今回は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康3人の戦や政治の特徴などを簡単に比較して紹介していきますよ。

3人をカンタンに比較。優れていた面や特徴が面白い!

よく比較されるこの3人ですが、それぞれどんな特徴があったのでしょうか。

ここからは、いろいろなテーマで3人を比較していきます。

 

生誕死没

まず、生きた時代ですね。こんな感じ。

  • 信長:1534年-1582年 48歳没
  • 秀吉:1537年-1598年 61歳没
  • 家康:1543年-1616年 73歳没

はっきりとしたツッコミどころはない感じですね。

特徴は信長が若いうちに死んだことくらいでしょうか。有名な本能寺の変でですね。

あと、家康は73年生きていますが、これは当時にしてみると結構長寿なのです。

 

本能寺の変についてはこちらで簡単にわかり易く紹介しています。

>>>本能寺の変を簡単にわかり易く!織田信長と明智光秀の関係は?




戦は誰が1番上手?

戦国時代の戦について。戦はだれが1番上手だったのでしょうか。

これは、結論から言うと「3人とも強い!」です。

歴史マニアさんたちの中でも、いろいろな意見がありまくりで、今でもよく討論になっています。

その中でも一応、歴史マニアさんたちの意見を参考に、個人的に勝手にランク付けしていきたいと思います。

 

野戦 : 信長≒家康>秀吉

野戦の天才とも言われている家康。よく言われているのが「この3人で野戦なら家康が最強でしょ」というもの。

確かに家康は野戦ではほとんど負けていません。たまに敗走した戦も、それを上手に糧にして、天下統一までこぎつけたのです。

しかし、相手は信長。彼は当時の最新兵器「鉄砲」を戦に取り入れていました。

家康の戦の全盛期に信長が生きているならば、大砲がありました。

もっといえば、信長ほどの男なら、当時の戦に戦車を持ち込んでも不思議ではないです。

たらればはないのですが、信長が寿命まで生きていれば、天下統一するのは信長でその後の日本はまた違ったものになっていたことでしょう。

 

城攻め : 秀吉>>>>>信長>家康

秀吉は城攻めがめっちゃ得意ということで知られています。

秀吉の城攻めは、水攻め、兵糧攻めに特化していて力でゴリ押しはあまりしなかったのだそう。

信長も城を完全に落城させたことがあります。実は敵の城を完全に落城させることはかなり難しく、珍しいことなのです。

家康はあまり得意じゃなかったそうですよ。

 

喧嘩(殴り合い):家康>信長>>>>>秀吉

これは、秀吉が不利なのは体の大きさでわかるでしょう。

そして信長ですが、彼は当時にしては結構高身長なのです。意外と華奢な体つきという史料もあるそうですが、ワルたちを引き連れて町を練り歩くくらいですから、かなり強いはず。

そうなると、殴り合いは信長最強なんじゃ?と思えます。

しかし家康。157cmといえど脂肪+筋肉の塊。

実は家康はめっちゃ格闘技マニアだったのだそう。かなり肉体を鍛えて、武術の鍛錬もしていたといいます。

その格闘技マニアっぷりは老年期に入ってからも相変わらずだったということです。こんな事を聞いてしまったら、家康に勝ってもらいたくなりますよ。

負けず嫌いさや根性は全員ピカイチですね。




政治の特徴

言ってしまえば3人とも政治家ですよね。

彼らの政治の特徴や特色をみてみましょう。

 

信長の政治

信長は「商業主義」「実力主義」といえます。

有名な楽市楽座も、商売に関する画期的な政治でしたし、信長の家紋でも永楽通宝(えいらくつうほう)という家紋が使われました。

この家紋も、経済に重点をおいた信長らしい家紋のひとつと言われているのです。

信長の家紋については、こちらの記事で簡単にわかり易く紹介しています。

>>>織田信長の家紋7つの意味、由来をそれぞれ簡単に説明

 

そして信長という男は新しいもの好きで、すぐに取り入れていきました。

当時の日本の内向的な文化からすると、異常だったのではないでしょうか。いわゆる「世間の常識」は関係ないのです。

ただの足軽だった秀吉を超出世させたりと、当時の常識であった「家柄」なんて関係なしに、秀吉の実力だけを買ったのですね。

 

信長の代表的な政治に、

  • 楽市楽座
  • 関所の廃止
  • 簿記の採用

などがあります。

 

秀吉の政治

秀吉は「権威主義」 といえます。

基本的には、信長の政治思想を継いでいるといわれています。ので、信長のように「商業主義」で「実力主義」でもあります。

ただ、異常なまでに犯人たちを追い込んだラクガキ事件や、金ピカ大好きな性格を聞くと、権威を振るいまくっていたイメージがついちゃいますよね。

逆らう者は許さないのは、信長も家康も一緒でしょうけどね。

 

秀吉の代表的な政治に、

  • 太閤検地
  • 刀狩令

などがあります。

 

家康の政治

家康は「農本主義」 といえます。彼は戦のない江戸時代をつくった人です。

秩序を大事にし、下克上などを憎んでいました。人生下克上の秀吉とは真逆です。「守り」のイメージが強かったりもするでしょうか。

家康こそが、歴代日本で1番の政治家だという意見も多いのですね。

たしかに家康がつくった江戸幕府が260年続いたというだけでも、かなりの説得力。とんでもない政治力だということがわかりますね。

 

家康の代表的な政治に、

  • 天下統一で戦(争い)をなくした(江戸幕府)

などがあります。

 

 

治面では誰が1番凄いとかは決められないでしょう。

信長の意思を、秀吉が参考にして大きくし、それを家康も参考にして大きくしたのです。




三英傑では誰が1番人気!?

これまで、戦の強さ、政治力や特徴をみてきましたが、どうも優劣はつけれなそうですね。

こうなったら最後は3人の人気ランキングと世間のコメントを見てみましょう!

当ブログでアンケートを取った事があるのでそれを参考にします。

ブログシステム等の更新により、アンケート記事のレイアウトがかなり崩れてしまったので(泣)そのアンケート記事は非公開にしました。ので、グラフがなくなったりレイアウトは崩れていますがスクショを載せておきます。

 

1位 織田信長 55%

1位人気はやっぱり魔王・織田信長でした。

その行動力や思想、天下取りの第一人者として人気は半数もありました。

好きな理由

「数ある逸話が凄い。爽快。」
「カリスマでかっこいい」
「1番ロマンを感じる」

嫌いな理由

「残忍すぎてきらい」
「頭蓋骨で酒飲むとか趣味悪すぎ」
「超天才だと思わせといてバカ」

 

2位 徳川家康 25%

当ブログのアンケートでは、徳川家康は2位。

ただ、他のメディアなどで「好きな歴史上の人物」のアンケートをとると、信長、秀吉は全体で人気があるのにも関わらず、家康は圏外に飛んでしまうこともあるそう。

その理由は、信長秀吉のような派手さがないように見えるのでしょうか。玄人向けなのかもしれません。

好きな理由

「3人の中では1番功績がある。」
「家康がいなかったら260年の徳川幕府なく、また戦の時代に戻っていたでしょう。」
「最後に天下統一したのが家康。天が決めた、正に天下人。」

嫌いな理由

「結局、先人2人が築き上げたものじゃん」
「なんか華がない」
「ルックスがきらい」

 

3位 豊臣秀吉 21%

当ブログでは3位ですが、秀吉は世界でも人気の偉人です。

百姓から天下人への見事な成り上がりは、アメリカンドリームどころではないのでしょう。人の夢が詰まっているのですね。

好きな理由

「超出世にロマンを感じる」
「最初に天下人となったから」
「田舎の百姓が天下をとった。かっこいい。」

嫌いな理由

「成金っぽくてきらい」
「性格悪そう」
「ルックスがきらい」

 

まとめ

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のそれぞれのテーマで比較をしてみました。

戦や政治力などをみてみましたが、本当に3人とも“もの凄い”ですね。個人的には秀吉の大出世にはアメリカンドリームよりも壮大なロマンを感じたりしています。

やはり、3人の中で優劣はつけられないですが、天が選んだのは信長ではなかったのですね。

結果が全てというのなら、1番の天下人は徳川家康だと言えるのかもしれませんね。

 

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