日本史歴代ベスト美人!なんてのもやってみたいのですが、昔すぎると逸話ばっかりで写真がないのですね。
だから写真が日本に伝わった幕末から、写真が残っている美人たちを集めてみました。
ちなみに、ここはランキングではなくてまとめになります。ヽ(´ー`)ノ
楠本高子(楠本イネの娘)
こちらなんと『銀河鉄道999』のメーテルのモデルになった女性です。
メーテルとはこれ。
メーテルのモデルということで有名人ですが、こちら楠本イネの娘で、シーボルトの孫です。
実は母が強姦されてできた娘で、彼女自身もやっぱり複雑な人生だったのです。
なんとも情緒あふれる寂しげな表情が、印象的ですよね。
おりょう(楢崎龍)
坂本龍馬の妻・おりょう。
凛としていて気の強さがにじみ出ていますが、けっこういい女っぷりなのです。
龍馬を狙った輩がいるのを、風呂に入っている時に知ったおりょうは、裸に布一枚羽織って宿を駆け回り、龍馬に伝え、難を逃れたことがあるという話もあります。
ちなみに日本初の新婚旅行をしたのは、龍馬とおりょうで、鹿児島に温泉巡りにいったらしいですよ。(・∀・)
一条美賀子(徳川慶喜の正妻)
あの徳川慶喜の正妻です。
こんなに美人でも夫婦仲は悪しだったようです。
慶喜は、側室たちとの子どもがわかっているだけで30人以上いるのですが、一条美賀子との子どもは、ひとりも生まれていないです。
ずっと慶喜のまわりには他の女性がいたようで、会話もほとんどなかったとも言われています。
斎藤きち(唐人お吉・伊豆下田No.1の芸者)
伊豆下田No.1の芸者です。
この写真はほんとうに本人なのかは怪しいらしいのですが、なんにせよ美人です。
実は世間にヒドイ噂を立てられ、ストレスで酒に溺れ、荒れた生活になり、最期は自殺してしまいます。
かんたんに紹介すると、(ちょっと長くなった…^^;)
ハリスがアメリカから「通商条約を結ぼう」と、やってくる。
食事文化の違いで栄養がとれず、またストレスでハリス寝込む。
ハリス「日本よ。看護師を貸してくれ。」
江戸幕府「わかった。斎藤きち、行け。」
きち「やだよ。暇じゃないし、あたい婚約者いるし。」
江戸幕府「頼むから行ってくれ。ほんとに看病するだけだよ。」
きち「え~。わかったよ。」
ハリスは本当に体調が悪いから、ただ本当に看病してほしかっただけなのですが、
日本には当時まだ、「女が男のお世話……?あっ(察し)」といった風潮があったのです。
ハリスはきちが来てくれて本当に助かり、きちには多くの報酬を渡すことで報いました。
ふところが暖かくなった斎藤きちは、金使いも調子がよくなっていました。
それをみた世間は、「あの女、西洋人に体を売ったんだらしいぞ。」と、噂を立てます。
人気No.1だった芸者も、悪い噂が立ってしまえば、全然だめで町からは村八分にされてしまったのです。
そして酒に溺れ、荒れた生活を送るようになり、完全にアルコール中毒になってしまいます。
酔って暴れることもあったといいます。
もう何を恨んていいのかわからなかったのでしょう。
その後は、物乞いで生活をするまで成り下がります。
数年なんとか生きていましたが、最期は稲生沢川に身投げしました。
その後も世間は惨いものでした。
皆が「あいつは西洋人に体を売った汚らわしい女だ」と埋葬もしないで、何日も遺体を野ざらしにしたのです。
それを見過ごせなかったのが、宝福寺(下田)の住職でした。
こっそりと遺体を葬ってやったのですが、それをしたせいで今度は住職も村八分に。
下田にいられなくなり、どこかの地へ去ったといいます。
これ全部、うわさ話が発端です。
いじめが人をころしたのです。
こう言っては生意気かもしれませんが、哀れで仕方がありません。
茶屋の娘
この垢抜けなさ。とても素敵です。
旅の癒やしです。
長崎の市井(しせい)の女性
前の列の1番右ですね。
市井(しせい)とは、 人が多く集まり住む所。
なんとなくガッキー(新垣結衣)っぽい気がしないでもないかも。
あとどうでもいいけどどうして真ん中の2人は顔削ってるのでしょうか。ちょっとこわい。
木戸松子(木戸孝允の妻)
木戸孝允の妻。
デキる妻として有名で、見た目だけじゃなくて中身も素敵なのです。
藤蔭静樹(ふじかげせいじゅ)
日本舞踊家で、パリでも大絶賛された美人。
小説家・永井荷風との恋愛では、別れたり戻ったりと情緒のある人生を送ります。
その彼が亡くなった後は、彼の命日の30日に必ずカツ丼を食べるようになったのだとか。
理由は、カツ丼は永井荷風の最期の食事だったから。
人間らしい美人です。
でも晩年はこんな感じです。(・∀・)
絵ハガキの女性
これ、絵ハガキです。
実に涼やか。
明治39年のもの。色っぽい。
絵葉書の女性2
美人。
現代ではやたらと二重にしたがりますが、こういった美人も素敵ですよね。
萬龍(まんりゅう)
芸妓さんです。
このあどけなさの奥にある女らしさ。
明治41年の美人コンテストでは、投票1位を獲得。「日本一の美人」となりました。