幕末

池田屋事件をわかりやすく説明!坂本龍馬は関係ない?

池田屋事件(いけだやじけん)といえば、幕末の大事件です。

なんとなく聞いたことがあるし、新選組がなんとかということは知ってるけど、まあよくわからないですね。(・∀・)

今回、池田屋事件の超かんたんな説明坂本龍馬は関係ない?について、紹介していきますよ。

 

3分で知る池田屋事件

田屋事件は1864年6月に、京都の「池田屋」という旅館でおこりました。

主役は「新選組」です。

新選組は、現代でいう警察のような活躍をしていて、とても頼もしい存在でした。

でも治安の維持のためと言っても、暴力事件もおこしていたため、警察だか暴力団だかわからないといった声も、現代ではよく聞きます。

「新選組」が現代まで語り継がれているのは、まさにこの池田屋事件がきっかけです。

 

田屋事件の内容は、京都に滞在していた長州藩を新選組が取り締まったこと。つまり成敗したことです。

なんで成敗したの?ってことですが、これは長州藩が幕府への反逆をたくらんでいたからです。

 

つまり一言で言うと、池田屋事件とは、

・長州藩が企んでいた幕府への反逆を、新選組がその噂をききつけ計画実行前に取り締まった事件

ですね。

 

一連の流れを説明すると難しっぽくなるのが、池田屋事件のややこしいところ。

がんばってかんたんにして、説明してみます。

 

もそも発端はペリー来航が関係しています。

幕末にとつぜんペリーが来航し、日本はそれまで続けていた鎖国を辞めました。

開国しアメリカとの間で不平等条約を締結することになりましたが、不平等条約の締結は実は反対派も多くいました。

取り分けて武士は不平等条約について強い不満をいだいていました。

そして日本にきている外国人を国内から追い出したいという気持ちが日増しに強まっていました。

当時は人々の中で、「今後は幕府が政治を行うべきではない」という考え方も広まっていました。

この考え方と、外国人に弱い幕府をみて、一部では本格的に倒幕を目指す者がでてきました。

 

府は、だんだんと強まっていく反対勢力の強さに強い危機意識を抱くようになっていきます。

すると、幕府は、会津藩(福島県)で藩主であった人物を、京都の安全を守らせる役職に任命し、倒幕を目指す者を次々と取り締まっていきました。

この取り締まりをしていた人たちが、後に「新選組」となります。

 

そしてこの幕府の警察のような団体が「新選組」となったころ、同時期に大事件が発生します。

それは、長州藩の人間が京都から追いやられてしまうという大事件です。

これまで京都の御所をサポートしていた長州藩ですが、複雑な出来事が重なって京都から追い出されます。

長州藩にとって、恩を仇で返されたような行為でした。

 

州藩の人々は大激怒し、3つの計画を考え、実行に移そうとしました。

1つ目は、祇園祭が開催されるときに、強く風が吹いているタイミングを見計らい火をつける事。

2つ目は、長州藩が追い出されたきっかけになった人物を部屋内に閉じ込めて、幕府のお偉いさんと一緒に命を奪う事。

3つ目は、天皇を誘拐してしまう事です。

 

こんなこと実際にしてしまえば、京都だけじゃなくて日本中が大パニックです。

幕府も朝廷(天皇)もパニックになり、日本が機能しなくなることはわかりきったことですが、長州藩はまさにそれを望んだのです。

んな大変な計画を聞きつけたのが新選組です。

当然ながら、計画を実行させるまえに取り締まりたいです。

 

新選組は、計画の実行場所だと思われる三条大橋の周辺を集中的にパトロールしていました。

パトロールは夜通し行われ、22時になった頃、池田屋と呼ばれる旅館にて計画について考えを巡らせている者達を発見しました。

新選組は池田屋に突入していきます。

突然の襲撃により、刀による壮絶な打ち合いになりました。

 

旅館の周囲はたちまち大混乱になりましたが、戦いを押していたのは新選組の方でした。

新選組は、剣の道場を出ている人物が多かったため、刀での喧嘩はめっぽう強かったのです。

そのため2時間が経過したころには、池田屋は完全に新選組が制圧したのでした。

 

戦いが終わり新選組が外へでてくると、もの凄い野次馬で人が溢れかえっていたそうです。

人々の目には新選組が、ものすごく強烈に映ったことでしょう。




坂本龍馬は関係してる?

田屋事件と坂本龍馬は実はなんの関係もありません。

よく勘違いされていますが、池田屋事件のとき坂本龍馬は、勝海舟の弟子として忙しい日々を送っていました。

これは、坂本龍馬が「寺田屋事件」と「近江屋事件」という歴史上大きな2つの大きな事件に関与しているため、よく間違われるものです。

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木戸孝允(桂小五郎)は運が良くまぬがれた

田屋事件は歴史上の重要人物が、様々な形で関与しているのも特徴です。

例えば、長州藩の桂小五郎も、本来であれば深く関係している予定でした。

桂小五郎も普段は計画について打ち合わせをしている場に出席し発言をしていました

しかし、池田屋事件の当日は自身のミスにより旅館に予定時刻よりも早く到着してしまっていたのでした。

それで暇でしょうがない彼は、近場で友人とお話をしていて事件をまぬがれまれたということです。

 

それから桂小五郎の人生というもの、幕府からの逃げまくりの人生でした。

のちに「逃げの小五郎」といわれるほどに、それほど逃げまくったのでした。

 

まとめ

・池田屋事件とは新選組が長州藩を取り締まった事件

・新選組が現代でも有名なのは、池田屋事件のおかげ

・坂本龍馬は関係ない

 

ということで、
池田屋事件をわかりやすく説明!坂本龍馬は関係ない?でした!

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