クラリッセ ・リスペクトールといえば有名な小説家ですね。
数々の名作を生み出し、映画化したものは華やかな賞も受賞しています。
今回、クラリッセ ・リスペクトールのかんたんな経歴、偉業は?について、紹介していきますよ。
クラリッセ ・リスペクトール、プロフィール
クラリッセ・リスペクトール(Clarice Lispector)
出身地:ウクライナ生まれブラジル育ち
生誕:1920年12月10日
死没:1977年12月9日
享年:57歳小説家
かんたんな経歴、何した人どんな人?
クラリッセ ・リスペクトールは、ウクライナの貧しいユダヤ人の集落で生まれました。
戦乱による影響で、生まれてまもなくブラジルへ移住します。
ブラジルでは学校にも通い、ヘブライ語やイディッシュ語を学びました。
大学はリオデジャネイロにある大学で、法律を勉強しました。またこのときからジャーナリストとしても活動し、新聞に載ったりしました。
23歳で小説「Near to the Wild Heart」を発表しました。小説家として初めて発表した作品がこれです。
この作品は世間からとても評判がよくて、グラッサ・アラニャ賞を授与されました。
そしてこのあたりで、同級生の外交官と結婚しました。
一作目の小説を発表した翌年、彼女イタリアへ移住します。
そこで、参戦していた傷を負ったブラジル兵の看護を手伝ったりしました。
26歳、小説『O Lustre』を発表しました。
その後夫の転勤などの理由で、スイス、アメリカ、イギリスなどを渡りあるきながら、いくつもの小説を発表しました。
そして30代半ばでブラジルに帰ってきます。
46歳ころ、自身のタバコの消し忘れが原因で右手にヤケドを負ってしまい、書くことが困難になり挫折を経験します。
しかしそれも乗り越え、彼女は生涯小説を書き続けました。
発表した小説は名作として映画化もされ、賞も受賞しています。
最期はブラジルのリオデジャネイロで亡くなりました。
死因は卵巣がんで、ユダヤ人墓地に埋葬されました。
どんな偉業がある?
彼女の偉業といえば、素晴らしい小説を作り続けたことでしょう。
ブラジル文学に大きな影響を与えました。
小説『A hora da estrela』は映画化されて、ベルリン国際映画祭で銀熊賞女優賞を受賞しました。
これは女優賞なので、女優さんが素晴らしかったということですが、それでも原作も素晴らしいからこそ、このような賞がとれるというものです。
1作目の作品でも、他のライバル作家たちも「彼女が書いたNear to the Wild Heartは、女性が書いたポルトガル語史上、最も偉大な小説だ」と絶賛しました。
ブラジルでのことはわかりませんが、日本で言ったら夏目漱石レベルで母国では偉人なのでしょうね。
まとめ
ということで、
クラリッセ ・リスペクトールってどんな人?偉業は?でした。
・ブラジル文学に影響を与えた
・小説家として偉人となった
・映画化された小説が賞を受賞した
最後まで読んでいただきありがとうございます^^