クルト・マズアといえば、ドイツ出身の有名な指揮者ですね。
奥さまが日本人であったり、亡くなったのがここ数年前だったり、日本でも活躍したりと話題になりました。
今回、クルト・マズアのかんたんな経歴、死因が謎な件について、日本人の奥さまについて、紹介していきますよ。
クルト・マズア、プロフィール
クルト・マズア(Kurt Masur)
出身地:ドイツ
生誕 :1927年7月18日
死没: 2015年12月19日
享年:88歳指揮者
かんたんな経歴、何した人?どんな人
クルト・マズアは、ドイツのブリークというところで生まれました。
幼いときから音楽に囲まれて育つ音楽エリートでした。
ピアノやオルガン、チェロなどいろいろな楽器を教わりました。
しかし16歳のとき、なんと右手を怪我してしまい、楽器を演奏することができなくなっていまいました。
音楽は諦めかけますが、どうしても音楽が好きなクルト・マズアは、指揮者として生きることに決めました。
クルト・マズアの指揮者をしている映像がこんな感じです。
https://youtu.be/Jj4x65o06lM
クルト・マズアは音楽家として素晴らしい偉人となりましたが、彼が凄いのは音楽活動だけではありませんでした。
いわゆるヒューマニズム(人道主義)を大事にした人だったのです。
1989年、彼が62歳くらいのころ、ベルリンの壁崩壊につながるデモがおきました。
その時にドイツ国に対して武力行使を避けるようにメッセージを発表しました。
彼は平和的解決は願い、そのために行動したのです。
この行動はかなり注目を集めました。
このような行動がきっかけとなり、一部から大統領候補にあげられたこともありました。
このような功績から、数々の名誉賞が贈られ、
・名誉大臣勲章(フランス政府から)
・ニューヨーク市文化大使
・ポーランド共和国勲章十字軍
・ブジェク名誉市民
など、世界的に認められました。
クルト・マズアは、音楽家としても一流で、平和を愛する人としても世界で認められた、素晴らしい偉人なのです。
死因がなぞ?
彼の死因ははっきりしていません。
88歳で亡くなったことは報道されましたが、「死因は○○でした」というような、公表がされていないんですね。
でも一説によると、彼はパーキンソン病であったため、それによって死を早めたと言われています。
パーキンソン病は進行すると、寝たきりになってしまい、ひとりで歩くこともできなくなる難病です。
84歳のときには、演奏で指揮者をしている最中に、指揮台から客席に転げ落ちてしまうなんてことがあったようです。
パーキンソン病は、筋肉が固まって、手足の動きが思うようにいかなくなります。
この転落もパーキンソン病の影響なのではないかと言われました。
彼にケガはなかったようですが、演奏は取りやめになりました。
お嫁さまが日本人?
実は、クルト・マズアは3回結婚しているんですね。
2回目に結婚した奥さまは、クルト・マズア氏の居眠り運転の事故によって亡くなってしまっています。
悔やんでも悔やみきれなかった出来事で、本当に辛い思いをしたことでしょう。
そして、最後の結婚相手が日本人の桜井偕子さんでした。
桜井偕子さんは声楽家ということで、音楽を通して知り合いました。
彼女との間に生まれた長男・ケン・マズアは、なんと指揮者になっています。
お父さんのように優秀な指揮者で、今はサンアントニオ交響楽団(アメリカの音楽グループ)の常任指揮者をしています。
お父さんに似てますね(・∀・)
実はこのケン・アズマさん、コロンビア大学で学士号取得していたりと、なかなかのエリートでもあります。
で、前妻との娘にカロリン・マズアさんがいます。
こちらはなんとオペラ歌手です。
完全に音楽一家なんですね。かっこいいです。
まとめ
ということで、
クルト・マズアを3分で!日本人の奥様についてや死因が謎な件についてでした。
・音楽家としても人道主義者としても世界に認められた凄い人!
・奥さまは日本人の声楽家・桜井偕子さんだった!
最後まで読んでいただきありがとうございます^^