ハー・ゴビンド・コラナといえば、生物学者ですね。
ノーベル生理学・医学賞を受賞したすごい人です。
今回、ハー・ゴビンド・コラナのかんたんな経歴、ノーベル賞の理由について、紹介していきますよ。
ハー・ゴビンド・コラナ、プロフィール
ハー・ゴビンド・コラナ(Har Gobind Khorana)
出身:パキスタン(当時はイギリス領)
生誕:1922年1月9日
死没:2011年11月9日
享年:89
かんたんな経歴、何した人どんな人?
コラナは、1922年にパキスタンの貧しい村に生まれました。
5人兄弟の末っ子でした。
当時のこの村では、読み書きのできないのが当たり前でした。
しかし、この村の税務職員だった父が教育熱心だったおかげで、子どもたちは勉強をしだしました。
コラナ自身も父に勉強を教わり、どんどん知識を身に着けていきました。
そして、ムルタン高校に入学。
21歳にもなると、パキスタンのパンジャブ大学で学士号を取得。
23歳には、修士号を取得しました。
この年にイギリス・イングランドのリバプール大学に移動。
26歳で博士号を取得しました。
28歳で、ケンブリッジ大学へ移り、タンパク質や核酸に興味をもちだします。
30歳で、カナダのブリティッシュコロンビア大学に移動。
この頃に、スイス出身の女性と結婚して、子どもは女・女・男で3人生まれました。
38歳でアメリカのウィスコンシン大学マディソン校に移動。
この大学にいる時に、1968年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
その後、マサチューセッツ工科大学の教授。
その後、スクリプス研究所(非営利の医療研究施設)の理事となります。
スクリプス研究所に最期まで務め、89歳で亡くなりました。
博士に転勤はつきものですが、こうして見ると確かにめっちゃ転勤してますね。
ノーベル賞を受賞した?
コラナは、マーシャル・ニーレンバーグ氏と共にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
その偉業、受賞理由ですが、
「遺伝暗号の翻訳とタンパク質合成の研究」
の、功績によってです。
具体的には、
2つの塩基が交互に繰り返したRNAは、2種類のアミノ酸を与える(UCUCUCU → UCU CUC UCU)。この事実と、ニーレンバーグとレダーの実験によって、UCUはセリンを、CUCはロイシンをコードしていることが分かった。
また、3つの塩基が交互に繰り返したRNAは、3種類のアミノ酸を与える(UACUACUA → UAC UAC UAC, or ACU ACU ACU, or CUA CUA CUA)。
UAG、UAA、UGAという配列を含む4つの塩基が交互に繰り返したRNAは、ジペプチドかトリペプチドしか与えない。このことからUAG、UAA、UGAはストップコドンであることが分かる。
これらの実験結果によって、コラーナらは全ての生物に共通する遺伝暗号は塩基3文字ずつの言葉で書かれていることを明らかにした。
ということです。
完全に意味不明ですね。(・∀・)
つまり、めっちゃ簡単にすると、
・遺伝子には法則性がある。
・それはたった「塩基3文字」からできている。
ということを見つけたのです。
これらの功績によって、例えばクローンの作成だとかができるようになったようです。
まとめ
ということで、
ハー・ゴビンド・コラナってどんな人?3分で知る偉人!でした。
・コラナは貧しい村で生まれ、猛勉強して成功した!
・ノーベル賞を受賞した!
・その偉業は、理解するのも難しい!
最後まで読んでいただきありがとうございます^^