江戸時代

井伊直弼、「一期一会」の真の意味?茶道の心得って?

井伊直弼というと、吉田松陰らを安政の大獄でいびった悪役のイメージがありますね。

実は、茶道の心得もあります。

茶道を通して「一期一会」の心得を広めた人物でもあるようです。

「一期一会」の真の意味のついても紹介していきますよ。

 

茶道の心得「一期一会」って?

「一期一会」という四字熟語、ことわざですが、元々は茶道からきたものなのですね。

それも井伊直弼が広めたとされています。

 

その意味を多くの人が、「ひとつひとつの出会いを大事にしましょう」ぐらいに思っているようです。

本当はもっと意味が深いものです。

 

もともとお茶は薬で、「闘茶」といって武将が陣中で茶の産地をあてる遊びに使うものでした。

カフェインは一種の覚せい剤で戦場の怖さを和らげます。

戦国、安土桃山時代の武将はこぞって茶をたしなもうとしました。

そんな中、今日、明日、命が終わるかもしれない、隣にいる人が敵になって殺し合いになるかもしれないという状況で、一椀の茶を飲む。それで安らぎは連帯感などが生まれるのです。

 

井伊直弼の言う「一期一会」とは、

「一瞬の非日常を共に出来るのはこの時しかない、いま点てた茶は、客が変わればもうたてられない」

という意味ですね。

アツい、人間味を感じます。

「ひとつひとつの出会いを大切にしましょう」でも間違ってはいないですが、本当の由来を知ると、よりかっこいい言葉に感じます。

 

直弼は最初、この言葉をさほど重視していませんでした。

非常に不安定な立場の中で、感銘を受け、著書に記したのでしょう。「一期一会」は、直弼の本に出てきますが、千宗易、千利休の言葉でもあります。

流石、千利休ですね。

利休も秀吉に自害させられた悲運の持ち主です。二人とも聡明でしたので何か感じたのかもしれません。

 

こちらの記事で、千利休についてや、井伊直弼について、カンタンにわかり易く紹介しています。

 




まとめ

井伊直弼の広めた「一期一会」。

私自身も大好きな言葉のひとつですが、意味の由来もかっこよかったですね!

日本人であること、お茶そのものに誇りすら感じれます。

 

ということで、
井伊直弼、「一期一会」の真の意味?茶道の心得って?でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます^^

 

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れきし上の人物.comの運営者。「かんたんにわかり易く」をモットーに、歴史が苦手な人向けに、記事を作成しています。難しい話は省いて、通説を元に書いていることをご理解の上、気軽に読んでください。m(__)m
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